2008年07月05日

ルーブル美術館展〜フランス宮廷の美〜

 神戸市立博物館まで「ルーブル美術館展〜フランス宮廷の美〜」を観に行った。

 優美な曲線を多用したロカイユ様式の壷や家具、テリーヌ入れやポトオイユ、置時計など、みな細やかな装飾が施され、きらびやか。特に嗅ぎタバコ入れが多く展示されていて、王族の肖像画が入ったもの、七宝を彫金で飾ったもの、ダイヤや宝石がちりばめられたものなど、思わずため息が出そう。タバコといっても、吸うものではなく匂いを嗅ぐものだったのか、と思ったが、そうではなく、粉末を吸い込んでいたそうだ。それって、よけいに体に悪そう。

 中国の磁器にブロンズで装飾を施した脚つきの壷とか、日本の漆器を使った小物やコーナー家具もあり、東洋と西洋の融合した独特のエキゾチックさと豪華さが目を引いた。

 そして、この展覧会の目玉、マリー・アントワネットの遺品の数々も優美だった。中国の磁器をブロンズで飾った、目の覚めるようなトルコブルーの「香水の泉」。シリンダー・デスクや肘掛いすは、悲劇の王妃が使っていたものを目の前に見ていることに、不思議な感慨があった。旅行用かばんは、90もの道具が入るように作られていて、王妃の楽しみの日々と、逃避行直前の緊張がしのばれた。持ち主は死んでも、物は200年後にも残って、その時代を伝える。革命の破壊を生き延びたのも、半端じゃない豪華さと芸術性のおかげなのだろう。

 とにかく目の保養でした。ルーブル美術館、絵や彫刻ばかりじゃなく、こんなのも所蔵してるって知らなかった。日本に来てくれて気付くこともあるのよね。
 

posted by HIROMI at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/16664065

この記事へのトラックバック