2017年07月16日

素敵な遺産相続

 夫を亡くした高齢のエヴァ(シャーリー・マクレーン)。その葬儀のシーンからもう笑える。大泣きしてくれる親友のマディ(ジェシカ・ラング)だが、涙の原因は、実は彼女の夫が浮気相手同伴で参列していたこと。次々とあいさつしていく人の中に、早くも家を売る算段をしている娘が連れてきたリフォーム業者がまぎれていて、カーテンだの壁紙だのとまくしたてる。極めつけは、エヴァの元生徒が、やもめになった自分の父親とエヴァをくっつけようと画策してくる。

 だが、本当のビックリはここからで、5万ドルだったはずの夫の保険金が、500万ドルも入ってくる。保険会社に電話するも通じず、銀行の審査もなぜか通って、イケナイとは思いながらも、スイスイいってしまう現実の波に身をまかせることに。何より、余命何か月というマディの告白に、エヴァは、手にした金を思い切りやりたいことに使おうと決心するのだった。

 カナリヤ諸島に飛んだ二人は、高級ホテルのスイートに泊まり、ドレスを買いこんでオシャレし放題。派手なドレスを堂々と着こなしたエヴァは、ゴージャスで綺麗。元々美人のマディも負けてない。
 そんな二人に、レーシーと名乗る老人が近づいてくる。紳士然としてるけど手が早そうで、もしかしたら認知症かもしれない彼と、エヴァは何とデキてしまう。

 新しい体験を前におずおずのエヴァとは対照的に、マディの肉食系ぶりがおもしろかった。20代から60代という広い射程で、ハンサムで体格のいい男を自分の近くに案内するよう、メイドにチップを渡すと、思い切り若い男が横にきて、「卒業」を知っているかとマディに尋ねる。青年はマディに、その映画のミセス・ロビンソンを重ねていて、二人はすぐにベッドイン。何の迷いもないマディの、キラキラ生き生きがまぶしい。

 重大ミスに気付いた保険会社の調査員と、事情を知った娘夫婦が、エヴァとマディを追ってやって来る後半は、二人の向こう見ずな大胆さが、さらにパワーアップして、地元民が恐れる詐欺グループの本拠地で大騒ぎに。

 いろいろあっても懲りないエヴァとマディは、ラストにはさらにハッピーになってる。マディが余命いくばくなんて、本当にウソのよう。お茶目なエヴァが素敵だった。年を取るのが怖くなくなる映画でした。
posted by HIROMI at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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