2009年12月27日

岸本寿男×田中彬博 2マンライブ

 京都東福寺の「退耕庵」で、アコースティックギタリストの田中彬博とジャズ尺八奏者・岸本寿男の2マンライブを聴いた。
 普段は一般公開されてないお寺でのライブというのも、ギターと尺八のコラボというのも珍しいと思ったが、音が美しく、心の温まるいいライブだった。

 田中さんは、9月、指と爪だけで弦をはじく「フィンガースタイル奏法」の世界コンテストで準優勝したそう。メロディーと伴奏、パーカッションのようにボディーを叩いたり、音が一台のギターから出てるようには聞こえないのは、押尾コータローを思い出した。

 尺八は民謡の伴奏楽器だと思っていたが、音が丸くて優しく、歌詞があるのでは、と思ったほどメロディック。「吹くと言うより歌っているつもり」というのがなるほど、と感じた。
 長さが一尺八寸だから尺八だとか。二尺四寸の長いものや、ケーナのような高い音の出る一尺一寸のもの、御影石製のものなど、いろんな種類があるのもおもしろかった。

 オリジナルのほか、もののけ姫やアメージンググレース、本来は琴と尺八の曲も。ギターと尺八の共演は、細かい音が、はじけながらゆらゆら揺れているよう。ギターの多彩な音と、尺八の太いようなかすれたような微妙な音が共鳴して、ワクワクしながら心が休まる感じだった。二人とも心優しい人なんだろうなあ。おしゃべりも温かい感じで、心が豊かになる感じのライブだった。

 縁側(廊下?)での演奏を、畳に座って聴いたのだが、演奏者のうしろには、ガラス格子越しに庭が広がってきれいだった。池の周りの木々に落ちている光が、次第に建物の壁に移動していくのが見えたが、光の移動が不思議に感じるほど、あっという間の2時間だった。

posted by HIROMI at 22:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ホントに心が癒されたライヴでしたね。尺八の音色が、思っていたのと違い、うれしい発見でした。ギターの田中くん、今後の活躍が楽しみです。オリジナル曲ではなかったですが、「マイフェバレットソング」ステキでした。あの曲で世界準優勝したんですね。うなずけるなあ。
Posted by ローズバッドロージー at 2009年12月28日 08:58
ローズバッドロージーさん
コメントありがとうございます。尺八の音色、独特できれいでしたね。フォルクローレのような感じで、イメージが大きく変わりました。田中さんのギターは、音が複雑ですごかったですね。あの若さで今後が本当に楽しみ。ソロでもじっくり聴きたいです。
東福寺は先月初めて訪れたばかりでしたし、田中さんはとれぶりんかでのライブのことを聞いてから気になっていたので、今回は何だか縁を感じました。本当にいいライブでしたね。
Posted by HIROMI at 2009年12月28日 09:43
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