2010年03月23日

アラブ・アンダルシア宮廷音楽の馨り

 昨日、 国立民族博物館で研究公演「アラブ・アンダルシア宮廷音楽の馨り」を聴いた。みんぱくフォーラム2010年 西アジア再発見の関連イベント。

 スペインにはアラブ系の人が多いし、アルハンブラ宮殿もイスラム様式。音楽だって、イスラムの影響を受けているのよね。
 解説によると、アラブ音楽は、イスラム教徒がイベリア半島を支配していた8〜15世紀に花開き、キリスト教徒との抗争でイスラム教徒が北アフリカに移ったあと、その地でモロッコ・アルジェリア・チュニジアのマグリブ3国に受け継がれたそうだ。

 伴奏は、ウードという弦楽器とヴァイオリンと、ザリーブという打楽器。
 ウードは、形も、フラットレスで撥で弾くことも琵琶そっくり。でも、撥は小さくてピックみたいだし、音もかぎりなくギターに似ていた。
 ヴァイオリンの祖先は、ラバーブという膝に立てて弾くアラブの楽器だそうで、それと同じにヴァイオリンを立てて弾いていて、奏法の違いからか、今まで西洋音楽で聴いたヴァイオリンとは全然違って聞こえ、かすれた丸い音が尺八みたいだった。
 ザリーブは、ヤギの皮で作った片面太鼓で、元はイランの楽器とか。小さいのに、大太鼓のような太い音も出せる不思議な太鼓だった。

 ヴォーカルのアミナ・アラウィは、「モロッコの花」と称されているそうで、張りのある、美しい甘い声。歌詞は、神への愛と、官能的な地上の愛を歌っているという。
 短調と長調が微妙に交互しているように聞える、複雑なメロディー。フラメンコの音楽を連想したけど、ちょっと違うような。ベリーダンスの音楽は、これに似てるんだろうか。とにかく、今まで聴いたことのない旋律に思えた。
 歌と楽器が合わさると、とても華麗で、きらびやかな感じ。暗さと賑やかさ、晴れやかさと哀感が混ざったような、いろんな感情が感じられた。

 ウードは、早弾きがフラメンコギターみたいだったし、ザリーブは古い楽器なのに、ドラムを連想して、どちらも長い独奏がカッコよかった。
posted by HIROMI at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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