2011年05月25日

ジュリエットからの手紙

 フィアンセのヴィクター(ガエル・アルシア・ベルナル)と一緒にイタリア・ヴェロナにやってきたソフィー(アマンダ・セイフライド)。記者をめざす彼女だが、今の仕事は雑誌の調査員。シェフのヴィクターは、自分の店のオープンで頭がいっぱいで、携帯は離さないわ、食材探しの見学に引っ張りまわすわで、観光をしたいソフィーは、とうとう彼と別行動することに。
 ジュリエットの家の壁に貼られている手紙に返事を書く「ジュリエットの秘書」たちと出会い、偶然壁の岩の間から50年前の手紙を発見。それにソフィーが返事を書くと、手紙の主・クレア(ヴァレッサ・レッドクレーヴ)が現れ、彼女の孫のチャーリーとともに、3人で昔の恋人ロレンツォを探す旅に出ることになった。

 ワイン蔵とかチーズ製造の見学とか、普段見れない見学、面白そうだけどなあ。ヴィクターは身勝手だけど、夢の実現に夢中なのは、ソフィーと同じなのに。
 チャーリーは、「祖母をそそのかした」と言って、出会いがしらからイヤな奴。そんで、道中もかなりイヤな奴。実は慈善家でボランティアで、といわれても、何だかとってつけたよう。でも、相手への失望や、相手が死んでいると分かった時のショックから、祖母を守りたいために、ロレンツォ探しに反対していたことが、次第に分かってくる。彼が幼い時に両親を失くしていたことも。だからといって、別に特に魅力のないフツーの男じゃん。
 反発しながらも、ソフィーとチャーリーは次第に惹かれあっていく。自分にかまってくれない忙しい恋人と離れてる時、たまたまヒマしててそばにずっといてる男がいいと思う、っていうだけのことに見えるけど。なぜ彼を「心から愛してる」と感じるようになったのか、あんまり分かんなかった。

 山ほどいる同姓同名のロレンツォを探して、別人に次々さよならしながら、愉快そうなクレアがすてき。そして、やっと見つけたかつての恋人は、とびきりいい男。馬に乗って現れるなんて、年老いた王子様。失望どころか、お互いに昔と変わらない愛情を感じ、時間の壁を軽々と超える。うまく行き過ぎてるとは思うけど、ソフィーのいう、「過去に真実の恋であったらなら、現在も真実の恋であるはず」には共感できると思った。

 昔の恋人探しの旅を書いた記事が、ついに採用されたソフィー。しかし、ヴィクターは、送った原稿を全然読んでいなかった。離れていた間中、ちっともメールしてなかったことも悪いけど、彼女の大事なものに無関心って、それはないでしょ。
 クレアとロレンツォの結婚式で、クレアは、ソフィーが自分に書いてくれた返事を読み上げる。前向きで、洞察力もある感動的な文章。でも、思えばチャーリーは最初、この手紙の内容に怒ってた。それって、ソフィーのよさをちゃんと分かっているのかしら。どうせなら、ソフィーのとびきりのチャーミングさと、彼女の才能に、初めから夢中になってよ。

 でも、とにかくクレアは「もし」と「あの時」を結びつけて、一生後悔するようなことがないよう、思い切って行動し、チャーリーとの将来を開いた。クレアの背中を押したことが、自分の気持ちを見つめ直し、勇気を与えたのだろう。幸せなラストがさわやか。
posted by HIROMI at 23:13| Comment(2) | TrackBack(4) | 日記
この記事へのコメント
山ほどいるロレンツォさんたちの
それぞれのリアクションがすごくステキだした。
それに比べて若い男どもは〜国民性?
その不器用さが、またよかったね。
Posted by ほし★ママ at 2011年05月26日 20:30
ほし★ママさん
コメントありがとうございます。
ロレンツォさんたち、みんなクレアに一目ぼれしているみたいでしたね。彼らの驚きをほったらかしにして、楽しそうに去っていくクレアもすてきでした。
若い男たちは、もうひとつ魅力が足らない感じがしました。もっとソフィーのことを分かってあげて欲しかったです。
Posted by HIROMI at 2011年05月27日 00:05
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/45473586

この記事へのトラックバック

映画『ジュリエットからの手紙』劇場鑑賞。
Excerpt: 上映時間が、ピッタリだったので『ブラック・スワン』(レビュー)と 『ジュリエットからの手紙』(公式サイト)をハシゴで観ま
Weblog: ほし★とママのめたぼうな日々♪
Tracked: 2011-05-26 20:31

ジュリエットからの手紙
Excerpt: 愛の告白はバルコニーで 公式サイト http://www.juliet-movie.jpニューヨークで働くソフィ(アマンダ・セイフライド)は、記者志望だけど、今の仕事は事実調査員。イタリアレストランの..
Weblog: 風に吹かれて
Tracked: 2011-06-06 10:02

ジュリエットからの手紙
Excerpt: 愛の告白はバルコニーで 公式サイト http://www.juliet-movie.jpニューヨークで働くソフィ(アマンダ・セイフライド)は、記者志望だけど、今の仕事は事実調査員。イタリアレストランの..
Weblog: 風に吹かれて
Tracked: 2011-06-14 09:58

「ジュリエットからの手紙」 愛は決して遅すぎることはない
Excerpt: このところ出演作が相次ぐアマンダ・セイフライド主演のラブストーリーです。 「赤ず
Weblog: はらやんの映画徒然草
Tracked: 2011-07-03 22:01